指輪

母の形見の指輪。



東北の震災の日、交通網が麻痺して、
その時東京に居た私は、
母の最期に立ち会えなかった。

日に日に、ますます帰れなくなり、

形見分けの時も、知らずに終わった。

が、法事の時、残っていたのが、この指輪(時計も残してくれていた。)

実は今日は私の誕生日で、

区切りがいいから、

誕生日から母の指輪を

つけようと、ちょっと前に思い、

忘れないように準備しておき、

日付が変わった時から、はめた。


この指輪をつけて、自分の手を見ると、

手のシワといい、指輪といい、

ああ、母がつけていたな…と思いだした。


なにより、

金属アレルギーの私、

メッキなんかは、アレルギーが出てだめだけど、

この指輪はめて、やがて1日たつけど、大丈夫!

さすが、生前母は「貴金属はまず、はるのにつけさせ」と言っていた母(^^)

ニセモンだと、私がアレルギー反応おこすから、本物かニセモンかわかる(爆)


サイズが私的に、薬指だったので右手の薬指にはめた。

はめた手を見ると、母を思いだす。